ある問屋さんがこう言いました。
「藤田さん、やっぱり今はこれがオススメなんですよ。
軽い屋根材ですから、とにかく今はこれがいいんです。
仕事もしやすいですしね!
そしてね、瓦を選んでしまうともう次のリフォームが見込めなくなるじゃないですか〜。
そうなると、未来の仕事がどんどんなくなっていくんです。
だから、10年後や20年後に塗装をしたり、葺き替えが必要だったりするものの方がいいと思うんですよね。
屋根屋さんの今後の経済の発展のためにも、そして軽いものを望んでいるエンドユーザーのためにも、これからはこの屋根材がいいと思うんです。」
うん、言いたいこと分かります。
ある工務店さんはこう言います。
お客さんの望むデザインを出来るだけ形にするのがウチの仕事。
うん、言いたいこと分かります。
そしてボクはこう言います。
残すべきものを残していきたい。
その地その地の風景を大切にしたい。
うん、言いたいこと分かります。
あ、当たり前か。
とまあ、こんなん書きましたが、これ、誰も間違ったこといってないと思うんですよね。
最初の問屋ヤローは、説明責任があるような気もしますが、言ってることは理に適っててちゃんと筋が通ってる。
工務店もいわずもがな。
こうなると、やっぱり重要なポイントは、
誰がそれを言っているか?
そうなんだと思います。
選ぶ方のコトに対する価値観ももちろんあります。
この3つの内、圧倒的にこれでなくてはいけないって人もいるでしょう。
でも選ぶ方は、人も見るのです。
さあ、あなたはどんな人ですか?
それが、これからの命運を握っています。