ちょっとオリンピックのことを書きたくなった。
吉田沙保里選手。
彼女の一言は本当に響いた。感動した。
「ごめんなさい」
その言葉、違うのに。
謝る必要なんて全然ないのに。
ごめんね。
多分ボクは、吉田選手が金メダルを取ってもそれほど感動しなかったと思う。
ただ、ああよかった。おめでとう。
それくらいだったはず。
でもその言葉を聞いた時、ものすごく切ない気持ちと、感謝を言いたくなった。
当事者でなければ絶対に感じることが出来ないプレッシャーを感じていたんだろうな。
自分のためではなく、日本のため、応援してくれているみんなのため。
そんな気持ちがほんとにほんとに大きかったんだろうな。
それがあの「ごめんなさい」から伝わった。
日本を代表して、いや、代表はしないけど、彼女に言っておきたい。
ボクらはあなたから、素晴らしいものをいただいた。
これ以上ない感動をいただいた。
ありがとう。
ありがとう。
この言葉しか見つからないんだけど、それでいいかな。
慰めはいらないよね。
そんなものは求めていないよね。
そして、ボクらもそんな言葉を投げかけたいわけではないんです。
ありがとう。
本当にこれだけ。
彼女に伝わってくれたらうれしいな。