オリンピックが感動するワケ。
それはもうそれはたった一つだけ。
それは
「背景がある」
そういうことです。背景があるから感動するのです。
例をあげますね。
日本人を応援したくなるのは、ボクらが日本人だからです。ボクらが日本人だという背景があるのです。
でないと普通は応援しないんですよね。
なんとかしゃん王国というなんとかという知らない国の知らない選手は応援しないじゃないですか。
ここから先はちょっと分かりやすいように、ナントカシャン王国のカントナという選手(乗馬の選手)ということにしますね。
あなたもナントカシャン王国の国民なら、たいていこのカントナ選手を応援すると思いませんか?
それはね、その人と所属しているところが同じだからです。それが「コミュニティー」ですね。
ここをもっと深く掘り下げると、出身地が同じならもっと応援したくなりませんか?
同じ学校なら、同じクラスならもっとそう思いませんか?
少し違った見方をすれば、あなたが乗馬を好きなら、もっと応援したくなりませんか?
自分が興味を持っている種目の選手、それが自分の国の代表ならめっちゃ見ると思います。それもある意味好きな種目が同じというコミュニティーなんです。
はい、応援したくなるのは、同じコミュニティーに所属しているという背景があるからなんです。
そしてもう一つは、物語。
これも例をあげますね。
あなたは日本人です。
でも、あなたはナントカシャン王国のカントナ選手のことをあるところで知りました。
それはテレビ番組。カントナ選手が特集されたドキュメントでした。
カントナ物語
カントナ・F・ジスタ、ナントカシャン王国で生まれる。
彼は幼いころ非常に貧しい環境で過ごした。
五歳の頃から一家を支えるため新聞配達を始める。
それは雨の日も風の日も毎日毎日続けられた。
しかしある日、父が病気で動けなくなる。
そこでカントナにはさらなる重荷がかかることになる。
さらに稼がなければならなくなったカントナは、新聞配達の範囲を広げる。
でも一日に配れるのは限界がある。でもやらなきゃいけない。
そこで閃いたのが「犬に乗って配達すること」
大きくて賢い犬(ニコ)を飼っていたカントナは、その日から犬に乗って配達を始めた。
この頃から培われた「背に乗る」という行為がバランス感覚を養うことになる。
ある一人の男がその姿をみていた。
なんというバランス感覚だ。
彼なら馬に乗れる。
もしかしたら、金メダルを取れるかもしれない。
そう思い、スカウトをした。
そこから馬との生活が始まった。
しかし、恐るべき試練が待っていた。
なんと、すべての馬がカントナが背に乗ることをよしとしないのだ。
いくら乗っても振り落とされ、挙げ句の果てには後ろ足で蹴られる始末。
もう無理だ。
そう思っていた頃に、一頭の馬が生まれる。
それがシルフィード。今のカントナの相棒だ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜(中略)
苦節を乗り越え、オリンピックの舞台に立つ。
その観客席には、元気になった父。
自分を救ってくれたスカウトマン。
喧嘩ばかりしていたライバル。
今では奥さんとなった、その喧嘩ばかりしていたライバルのお母さん。
そして、あの苦しい日々、ずっと背中に乗せてくれたニコ。
みんなが見守っている。
そして…
みたいなペタジーニ的物語があれば、ちょっと応援したくなりませんか?
そして彼が勝っても負けても、感動をくれるのだと思います。
ちょっと例えは悪いような気もしますが…
まとめ ー言いたかったことー
オリンピックを例にあげましたが、これはあなたのセルフブランディングの話です。
まずはコミュニティーがあるということを理解することです。
あなたはそのコミュニティーに所属していて、仲間がいるのです。
仲間だと思えないかもしれないけど、その人たちは仲間です。そう思うことが大切です。
そして、自分が所属したいコミュニティーに入ったり、自分でつくること。そうすることで、もっともっと深い共感者が増えてきます。
でね、自分の物語を知ってもらうことです。
あなただって、生きてきただけで人にとっても価値があるのです。
面白いエンターテイメントでもあるし、すっごい勉強になる教訓であるかもしれない。
ありきたりな人生を歩んできた人なんていないのです。
そして、自分のスキルを魅せるのです。
オリンピックっぽいまとめでしょ^^
今、卓球男子団体決勝真っ最中!
今一勝しました!
頑張れ、ニッポン!!!