ボクは心理学について独学で学んでいて、そしてそれ独自の見解として置き換えています。それがゴキゲン思想であり、ゴキゲン思考です。何から学んでいるかというと、そこはやはり著名な研究者たちが多いです。ちょっと名前を挙げてみますね。
①スティーブン・コヴィー
知る人ぞ知る「7つの習慣」の著者です。この人からはめっちゃ影響を受けています。でもボクが彼から1番学んだことは刺激と反応の話です。これは7つの項目にあるのではなく、ある一部分を説明するためにこのことが引用されています。
刺激と反応の間にはスペースがあり、我々はそのスペースでどのような反応をするかを選ぶことが出来る。
こんなことです。ボクはこの言葉にかなりの衝撃を受けました。実はそれはスティーブンコヴィーさんもそうだったみたいです。この刺激と反応の話はコヴィーさんが考えてワケではなく、たまたまとった文献の中にこのフレーズが出てきたらしいです。ボクはセミナーでもこの話をします。というかこの話がボクの原点です。これ抜きにゴキゲンを語ることは出来ません。
②アドラー
アドラーさんも今は知らない人はいないほど有名になりましたよね。彼からもめっちゃ学んでいます。スティーブンコヴィーさんとアドラーさんはボクの中で2大巨頭です。彼からの学びで1番大きいのは、目的思考で生きていこうという考え方です。人は原因によって行動するのではなく、目的に向かって行動していく生き物なんだという説です。これがより良く生きていくにはめっちゃいい考え方なんだと思います。心理学者フロイトは人は原因思考なのでなかなか前向きになることが出来ないんですよね(個人的見解)。だからアドラーさんの考え方がすごく好きです。研究対象としてフロイトさんが心理障害者を対象にしていて、アドラーが健常者を対象としていたという事実もあってすごく腑に落ちやすいです。
③チクセントミハイ
この方もすっごい面白いです。フローとかゾーンとかについて研究されています。フローとかゾーンって言葉を聞いたことがない人はそうですね、没頭状態を論理的に説明している人です。どうやったら没頭するのかを研究している人で、もうホント面白い。先の二人よりは全然知名度は低いですけど、著書はめっちゃ面白いです。
④マズロー
彼は人間の欲求を5段階に分けて説明して人です。彼も有名ですね。生理的欲求、安全や安心の欲求、愛と所属の欲求、承認欲求、自己実現の欲求と表しました。この考え方もすごく腑に落ちています。
⑤中野明
初めて日本人が出てきました(笑)。なぜ彼から影響受けているかというと、とにかく説明が分かりやすいことと、上記に出てきた4人をしっかり研究され、そしてその全てをうまく取り入れた独自の考え方をされているからです。むしろ上記の内チクセントミハイさんとマズローさんは、中野さんの著書を読んで深く読み込みたいと思いました。
⑥マインドフルネス
これは人ではありませんが、この考え方がすごく好きです。考え方というか、むしろある一文が好きだと言っても過言ではありません。それが、「気づくこと」です。この短い一言で、ボクの思考はむちゃくちゃ加速しました。
以上がボクが特に影響を受けている5人と一つでした。
ただね、やはりみんな研究者や学者なので文献は非常に論理的なのです。そりゃ文献なんだから論理的でないといけないのかもしれないのですが、いわゆる人間臭さがいまいちないのです。理想的なことを書いていますが、そうそうその理想にいけるわけがないのです。アドラーの主張をすべて実践できたらおそらく感情のない人間が出来上がるでしょう。チクセントミハイの研究結果を読んで全て実践できたらいついかなる時でも没頭出来るようになりますが、そのコントロールが出来てしまうとそれはそれで人間社会は成り立たないような気がします。
揺れるのが人間です。
目的思考で生きたいと願ってもやはり過去に囚われるのが人間です。
何かしらで悩みがあるのが人間です。
揺れるのが人間だという事実をしっかり受け止めて、それでも前に進めたらいいね。そう伝えていくのがボクのゴキゲン思想で、そのための手段がゴキゲン思考です。
ボクは研究者ではないので、より人に寄り添うような発信、支え方をしていきたいと思ってます。
ということで、そろそろそんなセミナーもしないと。