ボクらが見つめるあの星空にはもう存在しない星が存在する。
星を見ているんじゃなく星から放たれた光を見てる。
その光はボクらが生まれるよりもずっとずっと前の光。
もしかしたら人間が生まれる前の光かもしれない太古の光。
長い年月を経てやってきた光を見てるから、もしかしたら今現在その星自体は消滅してるかもしれないんだよね。
そんなことを思うと、ボクらはいつも「過去」を見てるんだ。
過去を見て、今どう感じるかを繰り返しているんだよね。
きっとそうなんだ。
だから、こんなことを言ってみるね。
ボクはいろんな体験をしてきた。楽しいも味わってきたし哀しいも味わってきた。憤慨もしたし、切ない思いもしてきた。そんな過去を思い出す。思い出すと言っても、もう鮮明に思い出すことは出来なくて、緩やかに曖昧に頭に浮かぶだけだけどね。
そんなボクはゴキゲントレーナーなんて名乗っている。
ゴキゲンになってほしいなって思いながら、日々何かを発信している。幸せになってほしいなと思いながら、ゴキゲンになってほしいなと思いながら。癒しを与えたいし元気や勇気を与えたい。そんなことを思ってる。
でも本当は、そんなことは出来ないんだよね。
出来ることは、ただ一つ。
ボクは世界をこうみてるよって伝えること
幸せをあげたいなんて思っていたりするけれど、それはおこがましいと思ってる。というか幸せは与えてもらうものではなく見出すものだと思うから。ボクがそう思っているように、きっとそれはあなたも分かってる。出来るのなら幸せにしてほしいと思っていながらも本当は幸せは見出す以外にないとあなたはもう知っている。
そんなことを考えると、ボクに出来ることはたった一つしかなかったんだ。
出来ることは
ボクは世界をこう見てるって伝えること。
あなたもそう見てくれたら嬉しいな。
もうそれしかないんだよね。
そこに共感してもらって、世界の見方を変えることが出来たなら。
君もボクと同じように世界を見れたらきっとゴキゲンになれると思う。
今まで生きてきたボクの人生から学んだことが誰かのためになるのなら、ボクはずっと光を浴びせ続けたい。
なんてことを、星空を見ながら思った。
今日は星よりも、月が綺麗だけれども。