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自己否定、自己犠牲するタイプの社員さんへの対応。

どうも、産業心理カウンセラーのゴキゲンです。『ヨロコビ経営』で社員さんがイキイキワクワクノビノビ働ける環境作りのサポートをしております。個別カウンセリングもやっております。《持ってる資格の一つです》

ヨロコビ経営
ヨロコビ経営とは、カウンセリング的アプローチで、社員さんに3つのヨロコビ「喜び(心と身体の健康)(セロトニンを分泌させる)、悦び(つながりの安心感)(オキシトシンを分泌させる)、歓び(成功や達成などの自己実現)(ドーパミンを分泌させる」を提供し、会社を発展、成長、存続させていく経営のことを言います

※セロトニン、オキシトシン、ドーパミンはそれぞれ「幸福物質」と呼ばれています。

※うつ病、HSPでしんどい思いをしてる人、気分がなぜか乗らない人など、メンタルに支障が少しでもある人のことを〈メンタルヘルス不調者〉と呼ぶことにしています。

 

相談者A
効率が悪く、仕事が終わらない・・・

 

少し前から業務量が増えて、仕事でゆっくり休憩する時間もない、残業が続いたりで睡眠時間も削ってしまうというAさん。上司からは効率良く仕事して早く帰宅しましょうねと言われるものの、「うまく業務が出来ないから時間がかかり、家に仕事を持ち帰っている。ただ、忙しい部署ではあるものの、Aさんだけが特別仕事が多いという様子。

 

相談に来られたAさんのような人をゴキゲンにするには、どのように対応すればいいのかを書いていきます。Aさんの会社の上司なら、経営者ならこうするのがいいという持論です。もちろん実際は臨機応変でありますのであくまで今考えてるイメージをお伝えするだけです。

 

Aさんは自分を犠牲にして頑張っており、自分が悪い、と思っています。誰かのせいにはしていないように見えます。「与えられた仕事はしっかりこなしたい」その姿勢は大変素晴らしいですし、実際来られたら労いの言葉をかけます。ただ、Aさんのように無理をしながら仕事をしていくと心も体も壊してしまいます。このケースだとおそらく体を壊すのが先でしょう。

 

また、効率良く仕事してくださいとか、早く帰りなさいと言っても、それが出来ないから疲れているし悩んでいる人に、そのまま正論を伝えても全く意味がありません。これは、疲れている人に対して「疲れないでください」と言ってるぐらい意味のないことです。それどころか、「自己否定」で「自己犠牲」気味のAさん。正論を言われることで「やはり私はダメな人間なんだ・・・」という思いを助長させてしまうでしょう。

 

では、このAさんに何が出来るか?どう接すればAさんにゴキゲンになってもらえるか?です。それをヨロコビ経営視点で見ていきます。Aさんのどのヨロコビ不足しているか?どのヨロコビを感じてもらえればいいか?という視点です。

 

まずは喜び。心や体の健康のことです。①体の健康②自己受容感③自己決定感。喜びは大きく分けてこの3つから成り立っています。まず①の体の健康ですが、ここについては今の状況でこちらから何か具体的に伝えることは難しいです。普段の会話の中で体に良い食事、いい睡眠の取り方、適度な運動などのことを緩やかに伝えているのがいいでしょう。次に②自己受容感です。ありのままの自分を認める行為のことですね。Aさんは仕事のスピードが遅いと思いこんで、自分が悪いと思ってますから自己受容出来ていないのが、メンタルヘルスが不調である原因の一つです。これは上記しましたが「労い」が最も効果があります。Aさんがやってきた過程に対して労うことです。Aさんは出来る人ですよとか、そんな頑張らなくてもいいですよ、は第一声としては不適当です。肯定の言葉も正論も届かないので、それよりもまずは労いの言葉、「しんどい状況の中よく頑張ってこれましたね」など、理解を示すことが最も大切です。それで「こんな自分でもいいんだ」と思えると自己否定感が少し弱まります。

 

③の自己決定感を上げるのは、選択肢を増やすことです。今回のケースなら自己決定感(自分で決めていると思える感覚)は大きな要因とはなっていないので割愛しますが、会社として「Aさんの裁量に任せれること」を適量用意することが出来れば、自己決定感は上がっていくでしょう。(これが一番簡単です)

 

次に悦び。つながりの安心感で味わえるヨロコビですね。実はAさんのようなタイプは「自分を犠牲にしてでも頑張らないと人とつながれない」と無意識で思っている可能性があります(これは「頑張っていない自分には価値がない」という自己否定にもつながることなんですが)。この無意識的思考を緩めるには「周囲は助けてくれる」と伝えるとか「具体的に支援すること」です。悦びは①孤独ではない②他者信頼③感謝で成り立ちます。では経営者や上司が出来ることは声掛け、積極的支援などになります。この部分は普段から会社として意識しておきたい部分でもあります。(まあ今書いてる全部意識してほしいんですけどね💦)

 

3つ目は歓び。①成功・達成②承認欲求③自己成長です。今回のケースはでは①の成功と達成を取り上げます。仕事が遅い、仕事が終わらないのが辛いということなんですが、1時間仕事をしたのなら確実に少しは進んでます。ただ、目標達成してなくてまだ過程段階だから達成感を味わえていないです。ならばたとえ同じ量の業務があるとしても、仕事は進んでいるとか、ある段階までは達成出来ている、と見える化したり声掛けしたりすることです。それは成長の見える化にもつながりますね。

 

経営者や上司として出来ることを書きましたが、今書いたことをシンプルに書くと

 

 

労いの言葉をかける

応援も含めた支援

成長や達成の見える化

 

です。それよりも大切なことは傾聴ですけどね。

まあ悩みがなんで、この3つと傾聴は社員さんがゴキゲンになる基本ではあるんですが、それが出来ていないことが多いし、出来ていることがあっても常には出来ていないので、いつもこれが頭の中にある、それこそ「見える化」や「仕組み」が大切です。そして無意識にこれが選べれるような習慣化まで出来たなら、社員さんが満足いく会社の成長が出来ていくでしょう。それにはヨロコビ経営が最も適しています。

 

では今日もゴキゲンで☺

読んでくれてありがとう。

 

 

 

 

 

少しでもあなたの役に立てますように。

 

さあ、自分の人生を愛そう。

 

https://twitter.com/sentakugokigen/status/939417002472480769