どうも、毎日心理学系の本を読み漁ってるゴキゲンです。『ヨロコビ経営』で社員さんがイキイキワクワクノビノビ働ける環境作りのサポートをしております。個別カウンセリングもやっております。《今はロジャーの生い立ちなんかを読んでます》
※セロトニン、オキシトシン、ドーパミンはそれぞれ「幸福物質」と呼ばれています。
さて、今日はこんなケースのことを書きます。これは実際に聞いた話です。
社員さんは基本休みです。でもパートさんは曜日は関係なく週2が基本休みです。パートさんはフルの人もいれば半日の人もいます。そんな会社があります。
会社が「この日に販促セールをします!」と決めました。その日は日曜日でした。そしてそれでも社員さんは休みで、販促セールの対応はパートさんのみです。
えっと、これ普通パートさんイラッとすると思いませんか?普段でも結構忙しくしているのに、日曜日に来店や電話対応に追われることが確定します。でも社員さんの助けはありません。
これって普通にヤバいですよね。こんな時は社員さんも手伝いをしてもらわないと業務が回りません。もちろん運良く?あまりお客さんと対応しなくてすむ場合もあるかもですが(それはそれで会社がやばい)、ただただパートさんがしんどい思いをするだけです。
でね、この会社の対応として最もダメなことを書きます。ボクはこれを聞いて「それはない・・・」とビックリクリクリしました。
「日曜日に販促しました」
のみなのです。ありえなくないですか?パートさんが大変になるのを分かってこれを伝えるのみ。これだけでパートさんどう思います?どう考えても嫌な気持ちにしかならないでしょ?せめて、よろしくお願いしますとか、後で忙しいのにありがとうございましたとか、言えばまだマシだと思いますが、それもほぼないそうです。やばいでしょ?
でね、労いや労りの言葉は基本中の基本中の基本中の基本です。ヨロコビ経営には欠かせない大切な要素です。でも今回はもう一つ、大切なことを書きます。これだけだと、パートさんは
納得して仕事出来ないんです。
たとえね、パートさんだけが日曜日にするとしても、この日に販促をする理由というものの説明を受けて、そこに納得して仕事出来るのなら、社員さんはしっかり土日も休んでも問題ないんです。例えば、
「本当は水曜日にしたかったんだけどチラシの制作が遅くなってこの日になってしまった。でも終わりの期限を考えるとどうしても最短でスタートさせたい。みなさんには無理強いになってしまうかもしれないけど、今回は頑張ってもらえないだろうか?」
こんな「理由」があれば、何も言われないまま仕事するときとは全く違ってきます(もちろんこれで納得しない人もいるだろうけど)。
例えばこんな
「占いで見てもらったらこの日曜日に販促活動するのが一番と出たんだ。その占いによると社員は手伝ってはいけない、パートさんだけでやってもらうとビックリするほど成果が出るらしいんだ。そこでお願いする。売上がしっかり出たらボーナスに還元するから頑張ってほしいんだ」
みたいなことも、1000人いたら999人は納得しないかもしれないけど、中には、めちゃくちゃ占いを信じてる人がいて、かつ、ボーナスアップは嬉しいから絶対頑張る!と思い納得して忙しいながらも業務をする人もいるでしょう(まあこれはまずいないか)。
とにかく、人は納得出来たら行動する理由となるので意欲が湧くんです。だから経営者、上司、そして教師や親にも言いたい。
納得して行動してもらってますか?もしくはその努力をしてますか?そうしてほしい理由をちゃんと伝えてますか?これがないとただの命令です。人は自己決定感というもので喜びを感じます。納得して動くということは自分で決めたと思えるということ。実は部下が思うように動かないなどと悩みがあるとするならば、この「納得する理由を全く提示してない」ことが多いのです。
書類提出をいつまでにやってほしいというだけでなく、しっかり目を通したいから少し余裕を持って届けてほしいんだという言葉を付け加えるなら相手の感じ方が違うのです。理由を提示しないと「まだ余裕あるのになんでそんなに急がすんだ」と悪い印象を与えてしまうんです。
早く宿題をしなさい。←早く宿題をした方がいいと納得出来る理由があれば早く宿題するようになります。(なっかなかこの答えは難しいですが^^;)
納得してもらって動いてもらうのは、その人のためであり、自分のためでもあります。会社ならそれが出来ないと緩やかに会社として機能しなくなっていきます。「納得」これホント大事にしてください。
では今日もゴキゲンで。
読んでくれてありがとう。